留学中の就活まとめ①

こんにちは!

 

 

今回からは、留学中にこちらで行なっていた就活について、少し真面目に振り返っていこうと思います。

長くなりますので複数回に分けますが、なかなかイメージの湧きづらい留学中の就活についてなんとなくぼんやりふわっとまとめられたらいいなーと思っています笑

 

まぁあくまで自分の備忘録が目的で書いているブログですが、一応人が読んでも大丈夫なようにわかりやすく書きたい(書き出し時の願望)。

 

 

 

 

まず前提として、ここでずっと言っている就活とは、あくまで「国内での就職を目指す活動」、つまり国内学生の一般的な就活を留学先で(も)やる、ということを指しています。

 

イギリスやヨーロッパの会社に勤めることを目的としたものではありません!!!

(もちろんある程度グローバル志向の強い学生対象の就活とはなりますが)

 

 

 

 

 

1. 留学先(欧州)での就活とは?

 

そもそも留学しながら就活ってどういうこと??

という人が多い気がします。

 

 

そこで、ヨーロッパでの留学中に就活を行う2タイプ

 

(1) ロンドンキャリアフォーラム 

(2) オンキャンパスリクルーティング

 

についてまずは説明していきます。

 

 

(1) ロンドンキャリアフォーラム

 

まず、

ボストンキャリアフォーラム

というイベントについて聞いたことがある人はある程度いるのではないでしょうか。

 

これは毎年10月or11月にアメリカのボストンで2日間に渡り開催される就活イベントなのですが、

主に

 

・海外大学(院)に在籍する日本人学生

・交換留学経験のある日本人学生

・その他日本語と英語が共にある程度堪能な学生

 

を対象としています。

 

 

 

詳しくは「ボストンキャリアフォーラム」または「ボスキャリ」でググっていただければわかると思うのですが、

 

このイベントはいわば

合説+面接会

という感じで、

 

学生は、

・事前応募でエントリーシートなどを提出した上で、当日複数回の面接を受ける

・当日その場でエントリーシートを提出し(Walk-in)、面接の枠を設けてもらって受ける

・説明会やセミナーを聞いて業界理解を深める

などあらゆる目的でボスキャリに参加します。

 

 

このボスキャリは留学生界隈ではかなり有名なイベントで、

毎年大体230社ほど、日系・外資ともに幅広く出展し、

そこに世界中の大学の日本人学生、さらに留学経験のある国内学生が集結し、一斉に就活を行います。

 

 

 

そして、実は「キャリアフォーラム」は通年、世界各地で行われており、

そのうちの一つが、毎年4月に行われる

ロンドンキャリアフォーラム(LCF、ロンキャリ)

です!

 

 

こちらはボスキャリよりは規模が小さく、2019年の場合36社が出展し、

ボスキャリと同様説明会と採用活動を行いました。

 

総合商社、コンサルティング製造小売業などなど、幅広い企業が出展していました。

 

 

そこでの就活の様子については後述しますが、まずは

こんなイベントがあるんです

という紹介をここでさせていただきました。

 

 

 

 

 

(2) オンキャンパスリクルーティング

 

こちらは、ロンキャリのシーズン前後に、日本の企業が独自で会場を押さえて(主に大学が多い、たまにホテルの会議室などもある)、採用を行うというものです。

 

ロンキャリの出展企業からそうでない企業まで、わざわざこちらまで採用チームが赴いて、面接や説明会、その他イベントを開催してくれます。

 

 

幅広くオンキャンパスリクルーティングにも参加していると、

大体2月終わり〜4月中旬にかけて面接や説明会などの就活イベントをこなしていく感じになります。

 

基本的にロンドンかマンチェスターなど大都市が会場になるので、ロンドンまで電車で2時間、バスで2.5時間かかる田舎に住んでいる僕にとっては、

イベントのたびにロンドンに行くのは結構ハードでした笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 留学先で就活をするメリット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやせっかく留学してるのに就活に追われるの辛くないですか!?留学の時間無駄にしてるんじゃないすか!?!?それは国内でやろう!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやわかりますけどー笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

留学において、初めから

「就活は一旦置いておいてこちらでは自分の留学の目的達成に注力しよう」

って思っている人なら、就活なんてわざわざしなくていいかもしれないですね。

 

 

ただ、僕みたいに留学の目的を明確に定めず()に来た人にとって、この就活、特にヨーロッパでの就活はかなり意義のあるものだと私は思います。

 

※何度か言っているかもしれませんが留学に対する強い目的意識は個人的には必須でないと考えています。それは、「強い目的がないと留学なんて大層なことできないんじゃないか」という抵抗が僕自身にずっとあって、でもそんなことに捉われず海外に出たきゃ出りゃいいじゃん!って今となって思うからです。

 

 

 

 

メリット① 倍率が比較的低い、選考フローが少しラク(...でもない?)

 

まずはあえてプラクティカルな(個人的にはそこまで大きい要素ではないと思っている)メリットからあげます。

 

 

人気企業だと特に顕著ですが、国内選考よりは幾分か倍率が低いようです。

 

また、選考フローが国内通常選考よりも簡単な場合があります。

例えば、Webテストが不要の企業があったり、面接回数が1回少ないみたいな企業もあったり。

 

 

ただし、案外こちらにはこちらの面倒さがあるかもしれません。

 

それは、英語について!!

 

 

企業によっては、

・日英両方の履歴書の提出

・英語での面接

を課す場合があります。

 

僕自身、英語面接は経験しなかったのですが、

 

英語のCV(履歴書)は必要な企業がありました。

 

 

英語の履歴書は、形式から重視される内容まで日本語履歴書と全然違います!!

 

僕は自分でネットを参考に作成した上で、大学のイギリス人の友人にチェックをお願いして(真っ赤になって返ってきた笑)手直ししてもらったりしてどうにか作りました。

 

 

日本のポテンシャル採用と海外の能力重視の採用の違いが履歴書のフォーマットにも表れていて、良い経験になったなとも感じました。

 

 

 

 

それと、もう一つラクではないなと思うのが、

Webテストのメンテナンス時刻!!!

 

国内の深夜にWebテストのメンテナンス時間が設けられていると思うのですが、それがこちらだと夕方のいい感じの時間帯だったりして、けっこう面倒でした笑

 

 

そんな感じで、メリット①はそれほど大きいものではないと個人的には思います。

 

 

 

むしろ僕が感じたメリットは、これから書く、もっと「こちらでの就活ならでは!」と思えることの方が大きいです!!

 

 

 

 

メリット② 企業の人事責任者との距離が近い!

 

企業の人事部長クラスの採用責任者がわざわざヨーロッパまで来て採用を行なってくださるわけですが、

 

面接を受ける側の母数もそれほど多くないので、

 

企業の採用チームとしてもかなり少数精鋭でこちらへいらっしゃいます。

 

 

 

なので、国内選考では3次面接くらいまで進まないと会えないような、

採用責任者クラス、もしくは年次の高い社員さんと会える確率がかなり高いです!!

 

 

 

あとでそのような社員さんから直接伺った話ですが、特にロンキャリでは面接に多くの社員さんが出払ってしまっている場合は、

最終面接クラスの重鎮が「俺今ヒマだからやるよ〜」なんて言って一次面接を行う場合もあるそうです笑

 

 

そのような方々に面接後いろいろな質問を行ったりして、よりその会社のことを知れるのはかなり面白い経験になると思いました!!

 

 

 

それだけではなく、企業が採用本番の前に開催してくれるイベントなどでも社員さんと交流する機会が多いのですが、

 

このようなイベントも同じように、人事部長クラスの人と気軽に話せました!!

 

 

 

某社のロンドンオフィスで開かれたイベント(ESなども無い完全抽選制で落選者も多かったようで参加できてラッキーでしたが)では、

人事部長さんと人事もうお一方の2人の社員さんに対して、学生側はたったの6人!!!

 

 

本当にいろいろなお話を伺えて大変ありがたい機会になっただけでなく、

 

採用面接当日もその方とお会いし、もちろん覚えていてくださって「おぅ!肩の力抜いてがんばってな〜」などと気さくに話しかけてくださいました笑

 

※次回以降に書きますが、この後1次のグルディスがなんとこの人の担当でした笑

 

 

 

このように、採用側との距離感が簡単に詰められるのは母数の少ない海外採用ならではだと思いました!!

 

 

 

 

 

メリット③ 就活イベントのオーガナイザーさんとの距離が近い!

 

これは特に、ロンキャリなどの会場となるイギリスの大学への留学生に言えるメリットだと思います。

 

 

ロンキャリのオーガナイズをしているDISCOさんや、主にオンキャンパスリクルーティングのオーガナイズを行なっているabroadさん、baljobさんなど、就活イベ主催者さんが、

 

わざわざ自分の大学まで来てセミナーや面接練習、ES添削から人生相談(笑)まで行なってくれるのです!!!

 

 

キャリアフォーラムでの就活はかなり独特ですし、日本にいる内はその対策法などあまり知る機会もないと思うので、

かーーーなりありがたい機会でした。

 

 

そしてその担当者さんも大学で少しお話しすれば覚えていてくださるので、

 

ロンキャリ当日はその人のところへ行って、面接の進捗を話したりいろいろ励ましてもらったり(笑)、“なんでも話せる人”として大変貴重な存在になりました!!

 

 

全員同じような格好(リクルートスーツ)をして奇妙な光景が広がっていて目がくらみそうなロンキャリの会場で、いつでも気軽に相談できる方の存在はとても心強かったです!

 

 

 

 

メリット④ 他の就活生と交流を持ちやすい!

 

これが僕の感じた最も大きなメリットです!!!

 

 

想像に難くないですが、今同時期にヨーロッパに来ていて、就活イベントに参加している、という日本人の学生数なんてたかが知れているんですね。

 

なので、どこかの企業のとあるイベントで知り合った人と、

全く違う企業の別のイベントでもまた会う、

 

なんてことがめちゃくちゃ頻繁にあります笑

 

 

なんなら、大抵の人は少なくとも

「知り合いの知り合い」

であると思っていいんじゃないかというくらいでした笑

 

(実際Facebookを交換すると共通の知人がほぼ1人以上欧州内でいました笑 欧州日本人の世間は狭いです笑)

 

 

 

そうした人たちと情報交換をしたり、互いの留学生活について話したり、

さらにはお互い遠方からの参加であれば「明日一緒にこの辺観光しよう!」となったりもします笑笑

 

 

 

国内の就活で面接会場とかで、

作り笑顔で「こんにちは!お名前は?」

とか言ってコミュ力アピールする感じが正直嫌いだったのですが笑、

 

こちらはもっと互いにラフに話せる感じで、共感できる部分も多く、

 

非常によい人間関係が比較的容易に構築できます!!

互いにめちゃくちゃ刺激受けますし。

 

 

ここが一番のメリットかなと個人的に思いました!

 

 

※その分グルディスで知り合いと当たる確率も尋常じゃないほど高いのでそれはデメリットですが笑笑

ちなみに僕は面接の時間枠がギリギリのところでニアミスで知り合いと当たらずに済みました...笑

 

 

 

 

 

 

 

以上、今回は留学先(欧州)で就活するとはどういうことか、

そしてそのメリットについて書きました!

 

 

次回は実際にどのような流れで就活が進んでいったのか、経験談を書いていきます。

 

 

 

あくまで自己満の書き物なので悪しからず笑

 

 

興味があればこの先も読み進めていってくださいね

 

 

 

 

 

 

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